☆世界初の透析液原液水素還元液による治療の発表のご報告☆

透析患者様は透析膜との接触、回路中の光および透析液への暴露、透析液中に抗酸化物質が喪失すること等により酸化ストレスにさらされています。酸化ストレスによって惹起された活性酸素種は連鎖的に他の物質をラジカル化し、細胞膜の変性やDNAの切断を引き起こすなど、老化や動脈硬化、心血管疾患の発症に関与しています。本装置は今では標準となっている重曹透析の開発など、日本の透析医療の発展に貢献してきた柴田 猛による設計で、透析液原液に水素を付加することにより、透析液の酸化還元電位を改善します。この治療により、透析患者様の酸化ストレス改善効果が期待されています。

当院において本システムを使用した治療が行われ次世代人工腎臓研究会においてその効果が発表されました。

 

 今後もよりより透析医療を目指し、職員一同頑張っていきます。