当院の医療・介護
病棟のご紹介
一般病棟、医療療養病棟をもち、患者さんの状態に応じた慢性期の医療・看護・介護を提供しています。
患者さんとご家族に寄り添いながら、穏やかな1日を積み重ねられるよう細やかで温もりのあるケアの提供に努めています。
一般病棟
急性期の治療を終え、状態がある程度安定した患者さんや、ご自宅・介護施設等での療養中に発熱などにより、入院が必要となった患者さんを受け入れる病棟です。
医療療養病棟
急性期治療を終えた後に、引き続き医療の必要度が高く、ご自宅や特別養護老人ホーム、介護医療院などの介護施設での療養生活が困難になった患者さんの中で、中心静脈栄養・頻回の痰吸引・透析など、特に医療の必要度が高い患者さんに長期療養を提供することを目的とした病棟です。
終末期の医療について
当院は長期療養の患者さんが多く入院されています。入院中に終末期を迎えられる場合には、看取りまでの対応もさせていただいています。希望される過ごし方や治療に対する考え方など、患者さん・ご家族の思いに寄り添いながら、お一人おひとりの人生観を大切にした医療・介護の提供を目指しています。
当院の取り組み
災害時の医療提供
当院では、災害時も安心・安全な医療を提供できるよう、事業継続計画(BCP)*を定期的に見直し、防災マニュアルの作成や防災訓練、研修をおこない、日頃から有事に備え、災害・減災対策を講じております。
東日本大震災では被災地の透析患者さんを当院で受け入れ、コロナ渦では透析患者さんを対象とした新型コロナウイルス感染病棟を立ち上げ、罹患患者さんの受け入れをおこないました。
災害時にも頼れる病院を目指し、職員一同、努力を重ねてまいります。
*BCP(Business Continuity Plan):災害など不測の事態が生じた場合でも、事業を継続していく、あるいは中断しても早期復旧を図るために、事前に対応策を準備しておく計画のこと。
チーム医療の推進
患者さんやご家族の多様なニーズにお応えできるよう、多職種連携を図り、一人ひとりに合った治療や療養生活上の支援を行います。
患者さんが安心・安全に長期療養できるよう、医療安全委員会、感染対策委員会、褥瘡対策委員会、災害対策委員会などに多職種で取り組んでいます。
ソシオエステティックの導入
ソシオエステティックとは、人道的、福祉的な観点から病気や事故、加齢などにより身体的・精神的な損傷に苦しみ、傷つきやすくなっている人々に対して、ソシオエステティックの施術を通して満足感とより良い自己イメージを取り戻すための手助けをするものです。
当院では長い闘病生活を送られている患者さんに少しでもリフレッシュしていただき、癒しの時間を提供したいと考え、 CODES-JAPON認定ソシオエステティシャンによるソシオエステティックを導入しています。
地域連携
当院は近隣の急性期病院や在宅医療を担う医師、診療所、介護老人保健施設と連携し、地域全体で患者さんとご家族を支援できる体制を推進しております。
系列の関連施設とも連携をとっていますので、当院で対応が難しい場合も、関連施設をご案内することが可能です。お困りのことがありましたら、ご相談ください。